伝統釣法『房総半島スイカ釣り』
< 黒鯛の釣り方 >
・ 居る魚を釣る。雑魚が居ないときは寝る(お魚さんの活性が低い)
・ 天気の変化が激しいときは、待つ。
気圧が変動していると、お魚さんも浮袋の調整に追われています。
・ 泳いでいる深さを知る。
・ 夜釣りは電気浮を消して釣る。
人からみれば視認性がよく 楽しめますが、お魚さんにとって
警戒する目印でしかありません。
欲をいえば竿どりが一番良い方法です。
・ 冬眠をするのは、カエルや熊だけではありません
・ 名人の雨待ちとは、気圧の変動で動けなかったお魚さんが
水面に落ちる 雨水で、活性化され水面に群らがります。
この時名人は、浮下ゼロでバンバン釣りまくります。
ビギナーは、雨が降り始めると帰り、この恩恵に浴しません。
これは、雪の場合も同じです。
・ 秘伝?いずれ?書くかも?しれません。
黒鯛でも入れ食いにできるようになります!
・ これ以上は、海に?授業料がひつようです。
最近、家庭内暴力で主が被害者になるのは、ここ一番のときに
父の背中が大きいと見せ場がつくれないから、ナメラレルのです。
(釣りファン 1995年2月号掲載分)
日本の各地に色々な伝統釣法があり、神奈川県三浦半島の
サナギのパクン釣り山形県の庄内釣法と様々な様式があります。
※ 最近では、全国的に通用する釣法として房総半島の「スイカ釣り」が脚光を浴びています。
< スイカ釣りの大別>
1 浮かせ釣り
特大のスイカの付け餌で水面上にスイカを浮かせ、潮の流れに乗せ ポイントまで流し、コマセ(寄せ餌)はスイカの微塵切りを少しずつ 撒き餌さにする方法仕掛けのチモトに2Bのガン玉を打ち、少しスイカを沈める。
2 沈め釣り
六ミリ角くらいのスイカの付け餌で比重を重たくするため、前日より、 砂糖漬けにし、冷凍に保存する。これだとゼリー状になり、遠投がきく。通常のコマセ釣りと同じ方式で棚を探る。
コマセは付け餌と同等の大きさで、スイカを手で握り、スイカの中の気泡を抜き、少しずつ撒く方法
< ポイントの選定>
1 半ヒロから2ヒロくらいの浅場で沈み根や、溝のあるところ(~2m)
2 湾土で潮がゆっくり払い出し、風と、潮の流れが同一方向であること
< 時あい >
チヌが寄った場合、壮快なハネが見られ、コマセの効いているポイントがハッキリとわかり、付け餌を遠投し、そのポイントまで、付け餌を軌道修正しつつ送りこめば浮きがズドンと消し込む。
ちなみにハネとは、チヌが水面近くのスイカをたべては急反転する為、水面が、モコッモコッと盛り上がる事である。
余談として、下関のバナナ釣法、愛媛のミカン釣法とあります。
その地域の特産品が船で積み出し、降ろし、の際、海に落下したものを 常食している「習性」を利用した釣り方と言えます。
< 仕掛け >
・固定二段浮仕掛けが主流
とばし浮きと、あたり浮きをつける。 針は「浮かせ釣り」は赤ばり7号、沈め釣りは赤は゛り3号が標準
< スイカ釣りのメリット・入手方法>
・コストが安くつく
・スイカを作る農家では、製品の大きさまで育たなかったスイカは つる枯れ、ウラなりといい廃棄します。
これを釣りに使用するので、五円から十円でわけて頂きます。
たいていの農家は廃棄する手間が省けるためただでくれます。
< 海の魚は陸上のミネラルを求めている>